2012年3月5日月曜日

インターネット10日間断絶

喉元過ぎれば暑さ寒さも彼岸までで、忘れてしまうのも悔しいのでメモっておく。ただし面白くもなんともない話です。

 我町Laeはこの地図のように、首都ポートモレスビーとは4000m級の山脈に隔てられている。我が大学のネットワークは、キャンパスから2キロ弱離れたTelikom(国営電話会社)の施設に繋がっており、そこから無線のリピータをいくつか経由してポートモレスビーに接続されている。この無線回線はインターネットだけじゃなくて、固定電話などのTelikomの主要なサービスがほとんど収容されている。
 山越え経路の途中にMount Strongと言う山があって、そこにリピータがあるんだが、これがよく問題を起こす。なにか起こったら、ポートモレスビーからヘリで現地に行って作業を行うのだが、アンテナがどこにあるか知らないけれど、この山3600mあるのだ。だから悪天候で近づけないなどという言い訳も何度も聞いた。
で、本題だが2012年2月3日からブチブチと切れ始め、2月4日にはこういう状況。



 それから2月14日の午後5時までインターネットから完全に断絶された。Telikomからは積極的なアナウンスや謝罪は全くなく、問い合わせると「Mount Strong で問題が発生したが天候が悪くてヘリが近づけない」の一点張りなのだ。我々も「10日も続けて天候が悪かったなんて今まで無えよ。言えないような理由があるに違いない」と疑いだしたりして。
 この無線回線はインターネットだけではなく、通常の固定電話や3Gの固定電話も収容されていて同様に影響を受けたが、どうやら固定電話だけは別のルートを使用できるらしく数日で復旧した。
 以前Telikomが設置していって、あまりの不安定さに使用を放棄したVSATのシステムがあったのでそれを再度使えるように出来ないか頼んだら、あっさりOKして翌日職員が飛んできた。Telikomがこんなに対応が速いことは不思議で、一層我々は疑いを深めるのであった。
 2月14日に復旧してからも完璧というわけではなく、未だに時々不安定になる。Telikomからの原因の発表もなく、我々も今回は完全に見限った次第である。

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