2012年4月6日金曜日

ハゲになりかけたが持ち直した件について

現在4月初旬。状況が改善し始めてから一ヶ月以上経つので、これは間違いないと確信しここに記する。
私は幸いなことに禿げるタイプではないようで、30歳くらいから人一倍白髪が出てきたものの、髪の量で悩んだことはないのであった。髪には特に気を使っていることはなくて、シャンプーは一回、リンスはしない、整髪料は付けない、くらいしかこだわりはない。
昨年の7月に妻がPNGを離れ日本に帰った。今ではSkypeなどもあり、コミュニケーションはとれるので精神的にはそれ程厳しくはないが、とにかく生活がガラッと変わった。毎日食事を作らなければならないし、Laeでは外食もままならないので弁当だって作っている。週末ともなればまとめて洗濯をしなければならないし、大っ嫌いな床掃除もしなければならん。
妻が日本に帰って2・3ヶ月くらい経ったあたりから、鏡に向かうと髪の地肌が見えるようになってきた。手で触ってみると量感が頼りない感じだ。ブラシでかき分けてみると「分け目」の幅がやけに太く見える。そして頭皮が赤みを帯びている。「ついに来たか」
シャンプーを変えてみたり、毎朝頭皮マッサージをしてみたりしたが、状況は改善しなかった。そのうち頭皮が痒くなるようになり、痒いだけではなくて、頻繁に湿疹ができるようになってしまった。日本から頭皮湿疹の薬を取り寄せて塗っていたが、薬は効くものの、毎日ぬらなくてなくてはならず大変だ。髪はどんどん薄くなっていくし。
そんな抵抗を続けていたのだが、2月の中頃だったと思うが、ある日突然ひらめいた。「食い物が悪いんじゃないか?」私は肉をあまり食べない方で、日本に居ると野菜類と魚介類で満足で結構健康的な嗜好のはずなのだが、こちらに居ると野菜も魚類のそもそも種類が限られており、調理の面倒なものは避けるので、どうしても限られた種類に偏ってしまう。そんな食生活のため「何か」が欠乏してるのかも、と気がついたのだ。考えてみれば最初に疑ってもおかしくないことなのだが。
そこで、しばらく飲んでなかったマルチビタミンを朝食時に二錠づつ摂ることにした。驚いたことに、効果が現れるのは早かった。なんと2・3日後にはかゆみが止まった。そして頭皮がだんだん白くなってきた。一週間目には頭皮を触ってみると毛根から短い毛が生えているのを指先にチクチクと感じることができるようになったのだ。この時点ではまだ半信半疑だったのだが、二週間も経つと正面から頭皮が見えるようなことが無くなり、手で触るとゴワゴワした量感が戻っているような気がした。今ではすっかり元通りなのである。
マルチビタミンで治ったので、結局何が足りないのかは不明だが、とりあえず「何かの栄養素」が欠けると毛が抜ける、という因果関係だけは解った。恐ろしいことだ。髪で悩んでいる人は、このあたりも気をつけてみたらいかが、と思う。

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